フレームワークってのは、僕はとてもいいな、と思います。
直感的に思いつくのは、簡単で、僕の中では常にと言っていいほど出てきちゃうのですが、それを実現するのは、理論、理屈で考える必要があります。
これを考えるのがめんどい。だから僕はこの作業を省エネするためによくフレームワークを使います。例えば、5w1hはよく聞くフレームワークですね。
他にも、ロジックツリー、ロジカルシンキング、MECE、空雨傘、などなど。
そして、その中で一度は聞いたことがある、PDCA。
流行っているけど、実際はあまりメリットを感じない、具体的なやり方がわからない、という人は多いように思います。僕もその一人でしたよ。
しかし、鬼速PDCA を読んで、ちょっとわかったぞ!いいぞ、これは!と思えたので、ここで共有させてください。
今回は具体的なやり方にフォーカスして書いていきます。
Planのフェーズでは、目標を立てます。これが PDCA におけるPlanのフェーズでやることになります。このフェーズで作る目標は、具体的に言うと、KPI、KGIの2つの目標です。
KPIは、結果目標、こうなりたいの目標を立てます。ここで大事なのは、ここで立てる目標は、達成する目標 ではなく、目指す目標 、馬の目の前にぶら下がる人参の役割、モチベートの材料になります。
次にKGIは、達成する目標 になります。ここで大事なのは、目標を定量化すること、数字に落とし込むということです。例をあげるなら、無駄を減らす ではなく、ここのコストを30%減らす という具合に、数字の入った目標を立てることですね。
KGIを達成するために何をするか、具体的な行動をします。KGIを達成するために因数分解して、タスクを作ります。そして、このできたタスクをKDI(Key Doing Indicator)とします。
そして、KDIはインパクト順にしていきます。ここでパレートの法則使ってみてもいいかもしれませんね。全体の80%のための20%のタスクに80%のエネルギーを注ぐという具合でしょうか。
PDCA を取り組む上で、これが一番よくわからない、難しいと思われるフェーズかもしれませんね。僕もそう思っていました。
このフェーズでチェックする対象は、Planフェーズで作った2つの目標、KPI(目指す目標)、KGI(達成する目標)です。
KPIに対しては、どれくらい「どうなりたい」に近づくことができたのか、を評価します。
KGIに対しては、定量化した数字にどれくらい近づけたかを評価します。
このフェーズでのキモになるのは、ちゃんと定期的にチェックすること。目安としては一ヶ月に一度というふうに書いてありましたが、これは個々のプロジェクトで調整していいのかな、と思います。
KDIに対しては、KPI、KGIと連動して 調整、見直しをします。この評価には、ポジティブな評価とネガティブな評価、2タイプがあり、それぞれに伸長案と、調整案を作ります。
先で作ったKDIの伸長案と調整案に対して、それやる必要ある?と精査するフェーズになります。伸長案についてはそのまま取り組みつづけるとして、調整案に対しては選択肢が3つあります。
- ゴールを追加する
- ゴールを変更する
- 中止する
の3つになります。
やるとしたら、インパクト、時間、気軽さを基準に優先順位を決める、というのがポイントになります。
そして、ここまで決まれば、次につなげるための作業をします。
次の PDCA の期日、タスク、担当者を決めて、この PDCA のサイクルは完了になります。次に PDCA のサイクルを実行するときは、その PDCA のために、新規の PDCA に取り組みます。
今回は、メソッドにフォーカスしたところを紹介しました。次は実践ですね。実践、実践!ではでは。
今回のテーマのヒント↓
- 鬼速PDCA/冨田和成